薬学部の実習ってどんな感じ?病院・薬局実習を体験してわかったこと
関西の薬科大学に通う現役5回生です。
薬学部5年次といえば、いよいよ病院・薬局での実務実習が始まる学年です。 「実習ってどんなことをするの?」「しんどい?楽しい?」と気になっている人も多いと思います。
今回は実際に両方の実習を経験した私が、リアルな体験談をもとにお伝えします。
薬学部の実務実習とは?基本情報をおさらい
薬学部6年制では、5年次に病院実習(11週間)と薬局実習(11週間)の合計約22週間の実務実習が必須となっています。 CBT・OSCEを通過した学生だけが参加できる、薬学部の中でも特別な期間です。
- 🏥 病院実習:病棟での薬剤管理・注射薬の調製・医師や看護師との連携を体験
- 💊 薬局実習:調剤・服薬指導・OTC医薬品の販売対応などを体験
病院実習で体験したこと【リアルな話】
① 病棟に入るだけで緊張した
病院実習で最初に驚いたのは、想像以上に「現場感」があることでした。 白衣を着て実際の病棟に入り、患者さんのそばで薬剤師の先生が仕事をしているのを見たとき、 「自分もいつかここに立つんだ」とリアルに感じて少し震えました。
② 注射薬の調製が想像以上に繊細だった
病院実習のメインのひとつが注射薬・点滴の調製です。 クリーンベンチという無菌環境の中で、決められた手順通りに薬を混合する作業は、 ミスが許されない緊張感があります。 最初はうまく手が動かなかったですが、繰り返すうちに少しずつ慣れていきました。
③ 医師・看護師との連携を間近で見られた
薬剤師が医師や看護師と情報を共有し、患者さんの治療に関わっている場面を実際に目にしたことは、 教科書では学べない経験でした。 「薬剤師ってこんなにチーム医療の中核にいるんだ」と初めて実感できた瞬間でした。
薬局実習で体験したこと【リアルな話】
① 服薬指導が思っていたより難しかった
薬局実習で最初に苦戦したのが服薬指導です。 学校でOSCEの練習はしていたものの、実際の患者さんを前にすると緊張して言葉が出てこない… という場面が何度もありました。 でも場数を踏むうちに、自然と話せるようになっていきました。
② OTC医薬品の知識が試される
薬局では処方箋調剤だけでなく、市販薬(OTC)の対応も重要な業務です。 「頭痛薬が欲しい」と来店されたお客さんに対して、症状を聞きながら最適な薬を提案する—— これが意外と難しく、勉強になりました。 大学の授業ではあまり深く触れていなかった部分なので、実習で初めて鍛えられた感覚でした。
③ 調剤ミスがいかに怖いかを体感した
実習中、指導薬剤師の先生が「調剤エラーは患者さんの命に直結する」と繰り返しおっしゃっていました。 実際にダブルチェックの大切さや、疑義照会(医師に処方内容を確認すること)の場面を目の当たりにして、 薬剤師の仕事の責任の重さを改めて感じました。
病院実習と薬局実習、どちらがしんどかった?
個人的には病院実習のほうが緊張感が高く、精神的にしんどかったです。 チーム医療の現場に飛び込む感覚や、重篤な患者さんと接する機会もあり、 毎日が学びと緊張の連続でした。
一方で薬局実習は患者さんとの距離が近く、 「感謝の言葉をもらえる場面」が多かったので、やりがいを感じやすかったです。 どちらも大変さの種類が違う、という感じでした。
実習前に準備しておいてよかったこと
- 📖 実習先に関連する薬や疾患を事前に調べておく
- 👔 白衣・聴診器・印鑑などの持ち物を早めに揃える
- 💬 先輩から実習先の雰囲気や注意点を聞いておく
- 😴 実習期間中は体力勝負なので、直前まで生活リズムを整えておく
まとめ
- 薬学部5年次の実務実習は病院・薬局それぞれ約11週間ずつ、合計約22週間
- 病院実習では注射薬調製・病棟業務・チーム医療の連携を体験できる
- 薬局実習では服薬指導・OTC対応・調剤の責任感を肌で学べる
- どちらも教科書では得られないリアルな経験が詰まっている
- 事前準備と先輩からの情報収集で実習の充実度が大きく変わる
実習は大変な面もありますが、「薬剤師になる」という実感を一番強く感じられる期間でもあります。 不安な気持ちもあると思いますが、ぜひ全力で楽しんできてください🐢
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