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「薬学部って実際どうなの?」「後悔しない?」

受験生や保護者の方から、よくこんな質問を受けます。

関西の薬科大学に通う現役5回生の私が、飾らずに本音でお答えします。

キラキラした部分だけじゃなく、しんどいこともちゃんと書きます。「入る前に知っておきたかった…」と思ったことも含めて、正直に。

⚠️ あくまでも私個人の体験・感想です。大学や環境によって異なる部分もありますので参考程度にどうぞ!

薬学部に入って後悔したこと5選

まずは正直なところから。薬学部に入って「うーん…」と思った部分を5つ挙げます。

①勉強量が想像の3倍だった

薬学部に入る前は「理系だし勉強は多いだろうな〜」くらいに思っていました。甘かった。

1年生から有機化学・生化学・解剖生理学と専門科目がどんどん積み重なり、テスト前は毎回「今度こそ無理かも」という状態になります。

特に3・4回生は科目数がピークで、試験の時期は睡眠時間が2〜3時間になることも。遊びたい盛りの大学生活で、友達が「バイト入れすぎて忙しい〜」と言っているのを横目に、ひたすら教科書と向き合う日々は正直しんどかったです。

入学前から「薬学部は勉強量が多い」と覚悟しておくのをおすすめします。想像の上を行きます。

②6年間という長さと学費の重さ

薬学部は6年制。他の学部の友達が就職して働きはじめる頃、こちらはまだ学生です。「早く社会に出たかった」という気持ちが出てくる時期もありました。

そして学費問題。私立薬学部の学費は6年間で1,000〜1,200万円ほどかかることが多く、親への申し訳なさを感じながら学生生活を送っています。奨学金を借りている人も多く、卒業後の返済プレッシャーを抱えている同期もいます。

💡 国公立の薬学部を狙えるなら、学費面でかなり楽になります。受験時点でしっかり考えておくのが大切です。

③国家試験というゴールの重圧

6年間勉強しても、国家試験に合格しないと薬剤師として働けません。合格率は例年70〜80%台。「落ちる可能性がある」というプレッシャーが5・6回生になると日常的につきまとい、精神的にきつい瞬間があります。

しかも試験範囲がめちゃくちゃ広い。薬理・衛生・法規・実務……全部まとめて勉強しなければならず、「どこから手をつければ」と途方に暮れた経験は一度や二度じゃありません。

④実習・コアタイムで縛られる時間が多い

薬学部には病院実習・薬局実習(各11週)があり、4・5回生は長期間の実習で生活が一変します。実習先によっては朝が早く移動も大変で、バイトもほぼできない期間が続きます。

また、実験や実習の授業はコアタイムが決まっているため、時間割の自由度が低い。「大学生なのに自由な時間が少ない」というギャップは入学前に知っておくべきでした。

📌 実習期間中の生活費のやりくりは事前に計画しておきましょう。奨学金・親への相談は早めに。

⑤「薬剤師以外の選択肢」が見えにくい

薬学部の就職先は薬剤師(調剤薬局・病院・ドラッグストア)が王道。でも在学中に「本当に薬剤師になりたいのか?」と迷うことは少なくありません。

製薬企業のMR・CRO・行政など他の道もありますが、情報が少なく見えにくい。キャリアの選択肢について早い段階から考えておけばよかったと感じています。

後悔したこと まとめ
  • 勉強量が想像の3倍
  • 6年間+学費の重さ
  • 国家試験の重圧
  • 実習で縛られる時間が多い
  • キャリアの選択肢が見えにくい

薬学部に入ってよかったこと5選

後悔ばかりじゃありません。「やっぱり薬学部に来てよかった」と思える瞬間も、ちゃんとあります。

①国家資格という一生モノの武器が手に入る

何といっても薬剤師免許は一生有効な国家資格。一度取得すれば、ブランクがあっても復職しやすく、全国どこでも働けます。結婚・育児で一時離職した後に戻りやすいのは、同期の女性たちからもよく聞く安心ポイントです。

就活でも「薬剤師免許あり」は強い。内定を早期に複数もらえた同期も多く、就活の苦労が他学部より少ない(その分勉強の苦労は多いですが笑)のは確かです。

💡 薬剤師の平均年収は600万円前後と言われており、安定した職業のひとつです。

②薬・体の仕組みがわかるようになる

家族や自分が病気になったとき、処方された薬の意味・副作用・飲み合わせが自分で判断できる。「この薬、こういう仕組みで効くのか」と日常のあらゆる場面で知識が活きるのは、純粋に面白いし、生きていく上でめちゃくちゃ役立ちます。

親や祖父母の薬を見て「この組み合わせ大丈夫かな」とチェックできるようになったとき、勉強してきてよかったと心から思いました。

③仲間・人間関係が濃くなる

6年間同じ学部でともに試験・実習を乗り越えた仲間は特別な存在です。しんどい時期を一緒に過ごしているからこそ、絆が深い。「今日のテスト範囲どこ!?」「この問題わからん、助けて!」と気軽に言い合える友達が自然とできます。

実習先では薬剤師の先生方とも関わり、将来のイメージが具体的に持てるようになるのも大きな収穫でした。

④患者さんの役に立てるという実感

実習で薬局・病院に行き、実際に患者さんと関わった経験は何にも代えがたいものでした。「先生に聞けなかったこと、ここで聞けてよかった」と言ってもらえた瞬間、この仕事を目指してよかったと感じました。

薬剤師は「最後の砦」とも呼ばれる職業。処方ミスをチェックして患者を守れる立場にあると知ったとき、責任感と同時に使命感が生まれました。

⑤勉強を乗り越えた自信と忍耐力がついた

これだけの量をこなし続けてきたという事実は、間違いなく自分の財産。「あの試験期間を乗り越えたんだから、これくらいはできる」という謎の自信(笑)が身についています。

社会に出てからも、長期間にわたって地道に努力できる力は絶対に役立つはず。薬学部での6年間は「忍耐力と専門性の両方」を鍛えてくれる場所だと思っています。

よかったこと まとめ
  • 国家資格という一生の武器が手に入る
  • 薬・体の知識が日常で活きる
  • 絆の深い仲間ができる
  • 患者さんの役に立てる実感がある
  • 忍耐力と自信がついた

まとめ:それでも私は薬学部を選んでよかった

薬学部はぶっちゃけしんどいです。でも「しんどいだけ」かというと、そうじゃない。

勉強を積み重ねて知識が繋がる瞬間、実習で患者さんに感謝される瞬間、仲間と試験を乗り越えた瞬間——その一つひとつが、「ここを選んでよかった」という気持ちにさせてくれます。

薬学部への進学を考えている人には、「覚悟をもって来たら、絶対に得るものがある場所」と伝えたい。キラキラした面も、しんどい面も、両方知った上で選んでほしいです。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです🐢 最後まで読んでくれてありがとうございました!

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